病院&施設選び

療養型病院で働く看護師の仕事内容は楽なのか?

療養型病院って仕事が楽なイメージがあるけど実際のところはどうなんだろう

療養型病院で働く看護師の仕事内容や業務スケジュールを知りたいな

自分は療養型病院で働くのに向いているのかな

 

この記事はこういった悩みを持つ看護師のあなたに向けて書いています。

 

僕としては、療養型病院で働くことは、他の診療科で働くより楽だと思っています。

なぜなら、療養型病院では残業がなく時間通りに帰ることができるからです。

 

ただ療養型病院の仕事内容には医療処置の他に介護業務も多く、かなり体力が必要になるし他にも療養型病院には療養型病院なりの大変さがあります。

なので、僕自身は他の診療科で働くよりは楽だと思っているんですが、働く看護師さんによって楽かどうかは変わってきます。

 

療養型病院で働くことを考えているあなた。

療養型病院って働いたことがない人にとってみれば未知の領域です。

 

そんなあなたは「療養型病院は楽」っていう話を聞いたことはないでしょうか?

 

毎日長時間の残業や前残業をしたり、家に帰ってからでも勉強を強いられたり・・・

その上、先輩看護師さんからいつも怒鳴られたり無視されたりキツイ言葉を浴びせられたり・・・

 

こういう生活を送っているのであれば「療養型病院は楽」っていう話はとても魅力的に聞こえることでしょう。

だけど療養型病院が楽かどうか、魅力的かどうかは、その人の価値観や何を求めるかによって変わってきます。

 

なのでこの記事では

この記事の内容

  1. 療養型病院で働くことが楽だと感じる理由
  2. 療養型病院で働くことが楽ではないと感じる理由
  3. 療養型病院の仕事内容・業務スケジュール
  4. 療養型病院に向いている看護師さん、向いていない看護師さん

 

こういったことを紹介していくので、あなたはこの記事を読むことで

  • 療養型病院で働くことはあなたにとって本当に楽なのか?
  • 療養型病院で働くことに向いているのかどうか?

 

を知ることができます。

 

療養型病院の看護師の仕事は楽だと感じる理由

療養型病院では残業が少ないため、楽と感じる看護師さんがいることでしょう。

なぜ、残業が少ないのかというと

  • 急変が少ない
  • 急な入院がない
  • 医療処置が少ない
  • 重症な患者さんが少ない
  • 業務に追われることが少ないため計画通りに仕事ができる系

 

こういった理由があるからです。

 

療養型病院に入院している患者さんは、身体的に重症な患者さんが少ないです。

入院生活中に状態が悪化して重症になった患者さんは、総合病院や大学病院に転院してもらって、状態が安定したらまた入院してくるといった流れになります。

 

なので、重症な患者さんが少ないぶん、急変も少ないことになります。

重症な患者さがんが少ないため、医療処置も少ないです。

 

療養型病院でメインとなる医療処置は、点滴や吸引、褥瘡・創傷処置がメインとなります。

(患者さんの状態や働く病院によっては、胃瘻などの経管栄養をする場合もあります)

 

そして、急な入院もほとんどありません。

基本的には「○日後に入院が入る予定」となるので「今から入院です」って、そのときになってバタバタしなくて済みます。

しかも入院となる患者さんのある程度の情報は、これまでの外来の診察で家族や施設の職員から仕入れている状態での入院となるので、患者さんの状態にも予測がつきやすいです。

 

このように、重症な患者さんが少ないため急変も起こりにくく医療処置も少ない、そして急な入院もほとんどないため、その日の計画通りに仕事を進めることができます。

計画通りに仕事が進むので、必然的に残業も少なくなります。

 

ここが療養型病院は楽と言われている理由で、多くの病院では毎日遅くまで残業したり次の日も早くから前残業をして、日々疲弊している看護師さんが多いでしょう。

 

残業がなく定時で帰ることができたら

  • 家に帰ってゆっくり休むことができる
  • 家事や育児に早くから取りかかることができる
  • 自分の趣味やプラベートの時間を満喫できる

 

こんなことができるようになるんですよね。

 

逆に毎日遅くまで残業があると家に帰って休息も取れないし、趣味やプライベートの時間なんてなくなってしまいます。

まさに家に帰って寝るだけ。

そしてまた朝早くから前残業のため出勤。

 

こんなふうになってしまいます。

 

実際に僕も療養型病院で働くようになって定時に帰っているのでプライベートも充実するようになりました。

 

とはいえ、楽ではないと感じている看護師さんもいるのは事実で、その理由をこれから紹介します。

 

療養型病院の看護師の仕事は楽ではないと感じる理由

先ほども紹介したように「療養型病院は楽ではない」感じる看護師さんもいます。

 

楽ではない理由

  • 多くの入院患者の身の回りのほぼ全てのお世話に介助が必要
  • 排泄介助や入浴介助、食事介助にかなりの体力と時間が必要
  • 腰や肩を痛めてしまう可能性もある
  • 認知症患者さんが多いので、介助に抵抗・暴言・暴力もある
  • ナースコールが多く病棟内を走り回ることも多い
  • これらの理由からとても体力を使う

 

これが「療養型病院は楽ではない」と感じる理由です。

 

療養型病院では、多くの入院患者の身の回りの世話に介助が必要です。

特に体力をよく使う病院であり、排泄介助や入浴介助にはかなりの体力を使います。

 

患者さんのオシメを変えるために車椅子からベッドに移乗する

そしてオシメを変える

オシメを変えたらまた車椅子に移乗する。

 

これを何十人としなければなりません。

しかも療養型病院では、患者さんの状態が落ち着いている分、スタッフの人数も他の診療科より少なめになっています。

中には体重がかなりある患者さんや、介助に抵抗がある患者さんもいるので、1人の患者さんに対してスタッフ2〜3名で移乗やオシメ交換をする場合もあります。

 

1人の患者さんに対して複数人のスタッフが必要ということは、それだけオシメ交換や移乗にも時間がかかるということ。

こうなってくると、なかなかオシメ交換が終わらずに時間と体力をかなり使うことになります。

ちなみに入浴介助にも同じことが言えます。

 

中には、ここが本当にしんどいと感じるところです。

僕が働いている病院では、実際に肩や腰を痛めて傷病手当をもらって休んでいる看護師さんや、痛めながらも働いている看護師さんもいます。

 

また、他にはナースコールが多いこともあります。

認知症の患者さんが多く、歩けないけど歩こうとして転倒してしまうことがあります。

なので、転倒防止のためにベッドにセンサーをつけている患者さんが多いです。

 

このセンサーには、床センサーと言ってベッドサイドにシートを敷いて患者さんがそのシートを踏むとナースコールがなるタイプや、患者さんが起き上がっただけでナースコールが鳴るタイプなどさまざまです。

 

これは夜勤の話になりますが、認知症の患者さんは時間が分からなくなることも多くてベッドから起き上がったり、また歩けないけど自分でトイレに行こうとしたり家に帰ろうとしたりなどして歩こうとして、度々ナースコールが鳴ります。

 

あっちもコールが鳴って、こっちも鳴って、2つ3つ同時に鳴ることだってあります。

その度に病棟内をドタバタと走り回ることになるし、これが先ほどの排泄介助の場と重なるとコールに対応しきれないこともあります。

 

走り回りすぎて、そういった意味でも体力をよく使います。

 

とはいえ夜間によくトイレに行く患者さん、なかなか眠れない患者さんなど、日々の様子からそういった患者さんはある程度特定できるので、それ前提として動くことはできます。

 

療養型病院の仕事内容と業務スケジュール

ここまでこの話を読んだあなたは

急変や急な入院が少なくて介助がメインなのは分かったけど、じゃあ具体的な仕事内容と仕事の流れが知りたい。

 

このように思いませんでしたか?

ここではさらに仕事内容と業務のスケジュールを紹介していきます。

 

療養型病院の業務スケジュールはこのようになっています。

8:30 申し送り・環境整備
9:00 バイタルサインの測定
9:30 排泄・入浴介助・褥瘡処置
10:30 点滴・水分補給・レクリエーション
(看護記録の記入)
11:30 昼食介助・配薬・口腔ケア
13:00 休憩
14:00 おやつ介助・水分補給
(看護記録の記入)
15:00 排泄介助
16:00 看護記録の記入・申し送り準備
16:30 申し送り

 

かっこ()になっている部分は、その日の勤務形態やリーダーかどうかによって変わってくるので、コチラの記事で詳しく紹介しています。

➡️慢性期・療養型病院で働く看護師の仕事内容と業務スケジュール

 

また同じ療養型病院とはいえ、病院や病棟によってスケジュールが変わってくる場合もあるので、絶対にこの通りではないですが、複数の療養型病院・療養型病棟で働いたことがある自分の経験からして、おおよそこのようになっていると思います。

 

これを見ても分かるように、患者さんの介助や身の回りの世話が多くて医療処置が少ないです。

これだけでも重症な患者さんが少ないことが分かりますね。

 

療養型病院では、患者さんが長期に入院している場合が多く、食事や排泄介助などの業務にかかる時間が日によってそこまで変わりません。

さらに急変や急な入院も少ないので、だいたいスケジュール通りに仕事を進めることができます。

 

結局、療養型病院で働くのは楽なの?楽じゃないの?

療養型病院で働くことが楽だと感じる理由や楽じゃないと感じる理由は分かったけど、じゃあ結局のところ楽なの?

 

ここまで読んだあなたはこのように思ったことでしょう。

 

看護師として10年以上働いている僕個人の考えとしては、療養型病院で働くことは他の診療科で働くよりは楽だと感じています。

なぜなら「定時で帰る」

これが本当に大きいと思っているからです。

 

確かに、介助が多く仕事中は疲れることも多いです。

だけど毎日定時に帰ることができれば、家で自分の好きなことができるし、疲れが溜まっているときは早く寝ることだってできるから、心も体もかなり回復してきます。

 

逆に療養型病院で働いていた頃は、今みたいに介助や体力仕事は少なかったんですが、毎日遅くまで残業をしていました。

いくら体力仕事が少ないとはいえ、毎日遅くまで残業しているとさすがに疲れます。

しかも、遅くまで残業するので家に帰っても休む間がない。

 

だから、日に日に疲れがどんどん溜まるし、趣味やプライベートの時間もないからストレスも溜まってきていました。

 

仕事は疲れる

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