病院&施設選び

病院見学で見るべきポイントと選び方【看護師転職】

  • 看護師の転職活動をしていて病院見学をするまで話が進んで行ったけど、病院見学ってどんなことを見ておけばいいんだろう。
  • パッと見ただけじゃその病院のこととか分かりそうにないし・・・
  • 見るべきポイントがあれば職場を選びやすいんだけど。

 

この記事はこんな悩みを持つ看護師のあなたに向けて紹介します。

 

人間関係がツライ、残業が多くて家に帰っても勉強を強いられててしんどい・・・

このように思って転職を決意した看護師さんのあなた。

 

転職活動を進めて行き、いよいよ病院見学をすることになり今度は職場選びに失敗したくない。

だけど、病院見学って言ってもどこを見ればいいのか分からない。

結局よく分からないまま病院見学が終わって、転職してみたらまた同じように先輩にいびられたり長時間の残業をさせられる・・・

 

こういう看護師さんは非常に多いです。

 

僕は看護師を12年続けていて、その間に転職や部署移動も経験してきました。

 

病院や病棟によっては、人間関係がかなり悪くて毎日怒鳴られたり毎日遅くまで残業をさせられるところもあれば、先輩看護師さんが優しく仕事を教えてくれてほぼ残業がないところもありました。

 

そうした中で、人間関係が良い職場、残業が少ない職場にはある法則があることに気づきました。

 

そこでこの記事では「今度こそ転職に失敗したくない」と考えているあなたに『病院見学で見るべきポイントと病院の選び方』について紹介します。

 

この記事を読めばホワイトな病院・職場の選び方を知ることができ、ホワイトな職場で働くことができれば、今度こそ人間関係で悩んだり長時間の残業や自宅勉強で苦しむこともかなり減っていきます。

 

実際に僕も転職前はいつも怒鳴られた上に遅くまで残業をしていました。毎日苦しい思いをしていたんですが、転職後は残業がなく先輩たちも優しく教えてくれるのでストレスなく働くことができています

 

看護師経験12年の僕が転職や異動をしていった中で発見した、ホワイトな職場の共通点を紹介します。

今度こそ転職に失敗したくないと感じている看護師のあなたは最後まで読んでください。

 

病院見学で見るポイント①看護師の年齢層

まずは働いている看護師の年齢層を見てください。

年齢層と言っても一人ひとり歳を聞いていくわけにはいかないので、パッと見で「だいたいこのくらいの年齢だろう」という認識でOKです。

 

そしてその年齢層でチェックするポイントは、看護師の年齢は適度にバラけているかどうかっていうところです。

 

若い看護師ばかりな病院

  • 年配の看護師さんにとっては厳しいと感じるほど業務量や残業・夜勤が多い
  • 経験年数が上がっていっても昇給がほとんどない
  • 長く働くメリットがない

 

年配の看護師が多い病院

  • 新人看護師や若い看護師への風当たりが強い
  • 年数が長い看護師(お局看護師)のパワーが強い
  • そのためその病院・病棟独自の暗黙のルールが多い

 

若い看護師ばかりな病院

若い看護師ばかりいる病院の特徴は

  • 年配の看護師さんにとっては厳しいと感じるほど業務量や残業・夜勤が多い
  • 経験年数が上がっていっても昇給がほとんどない
  • 長く働くメリットがない

 

こういう傾向にあります。

 

年配の看護師さんって看護師歴が長いぶん知識や経験があります。

だけどその知識や経験があっても業務量が多かったり夜勤や残業が多いと、年配で体力が落ちてきた看護師さんにとってはかなりしんどいと感じます。

 

だから年配の看護師さんは「もう無理」と感じて辞めてしまうんですよね。

 

つまり、若い看護師ばかり(年配の看護師がほとんどいない)っていうことは、業務量が多かったり残業・夜勤が多い傾向にあります。

 

また、ほとんどの病院では経験年数に応じて昇級していきます。

だけど中には昇給が少ない・ほとんど昇給しない病院もあります。

 

若いうちはそんなに差がないですが、年数が増えていくと「あっちの病院のほうが給料いいじゃん」と思って辞めていくんですね。

 

他にも年数が増えて有給を多くもらっても結局使えない、スキルが身につかないなど長く働くことのメリットがないと感じる看護師が多いのが特徴です。

 

年配の看護師が多い病院

逆に年配の看護師が多い病院は

  • 新人看護師や若い看護師への風当たりが強い
  • 年数が長い看護師(お局看護師)のパワーが強い
  • そのためその病院・病棟独自の暗黙のルールが多い

 

こういう傾向にあります。

 

年配の看護師が多いってことは、年数が長い看護師(いわゆるお局)のパワーが強くて新人看護師や若い看護師への風当たりが強い傾向があります。

パワーが強いお局看護師って多くの病院にいるのである意味仕方がないことではあるんですが、それでも極端に年配の看護師が多い(若い看護師が少ない)っていうことは、あきらかにやりすぎていることでもあります。

また、そういう場合ってお局看護師のパワーが強すぎて看護師長や看護部長でもコントロールできていないので、素直に別の病院を考えたほうがいいです。

 

つまり、いろんな年齢層の看護師さんが働いていて、年齢層にバラつきがあるところが、こういった心配が少ない病院ということになります。

 

 

病院見学で見るポイント②整理・整頓しているか

整理整頓ができている病院は、業務量が多すぎず残業も少ない傾向にあります。

 

なぜなら、業務をしながらでも整理整頓をする余裕があるということだからです。

 

逆に言えば整理整頓ができていない病院は、業務が多すぎる・過度の人手不足のために、そこまで手が回らないというになります。

過度の人手不足・業務が多すぎるということは、そのぶん残業が多く、夜勤の回数も増えてしまいます。

 

中でも特に散らかりやすいのがナースステーションのテーブルの上。

ここにいろんな書類やメモ紙が散乱してしまいがちなんですよね。

 

病院見学に来てナースステーションを隅々まで見ることってあまりないですが、せめてメインのテーブルだけでも見ておくと「あ、この病院は業務がありすぎるんだな」って気づくことができます。

 

病院見学って昼間に行くので、実際にどのくらいの看護師が残業しているかって分からないんですが、この整理整頓具合を見ておくと、だいたいの予想がつくようになります。

 

病院見学で見るポイント③看護師さんの身だしなみ

看護師さんの身だしなみもチェックしておいてください。

 

特に男性も女性もですが髪色や男性の場合は髪色が長すぎないかという点をチェックしてください。

 

正直なところ僕個人としては髪色が何であれ看護の質には関係ないし別に好きにしたらいいとは思っているんですが問題はそこではなく、病院の規則を守っていない看護師がいるにも関わらず、それが放置されているっていうことです。

 

病院って髪の色も制限しているところが多いです。

最近では、髪の色に関してもかなりゆるくなってきて茶髪までだったらOKっていうところも増えてきてはいるんですが、さすがに金髪や銀髪・ピンク髪がOKっていうところはなかなかありません。

 

にも関わらずそういった髪色をしている看護師さんがいて、周りの人も別に意にも介さず普通に働いている。

 

こういう規則を無視するのが当たり前になっている病院っていうのは、身だしなみだけでなく他にも規則・ルールを無視している可能性が高いです。

例えば、病院内でタバコを吸っている、新人看護師に業務やナースコールを押し付けている、

 

僕が働いている病院では特にそういった規則・ルールがないので、そこそこ髪色が明るい看護師さんもいます。

 

このように必ずダメっていう規則がある病院ばかりではないので、もし過度に目立つ身だしなみをしている看護師さんがいたら、その病院には身だしなみに関する規則があるかどうかを後で確認しておくことをおすすめします。

 

ただこういったことって自分ではなかなか聞きづらいので、あらかじめ転職サイトを使っておくとあなたの代わりに転職サイトの担当者が「自分の会社(転職サイト)の情報収集として」という名目で、身だしなみに関わらず病院内部のいろんな情報を集めてきてくれます。

➡️看護師転職サイトを使うメリット&デメリット。注意点も紹介!

 

病院見学で見るポイント④看護師さんの対応

病院見学に行ったときに、その病院の看護師さんのあなたに対する対応も覚えておいてください。

 

ここで見るべきポイントは、そこの病院の看護師さんが他所から来た人にでも優しい対応をとることができるかっていうことです。

 

病院側からしてみると、病院見学に来た看護師さんって近い将来同じ病棟で働く可能性がある人っていうことですよね。

 

その可能性がある看護師さんに対して

  • あいさつをしない
  • あいさつをしても無視をする
  • 離れたところであなたのことを見ながらコソコソ話をしている

看護師さんがいる病院では、あなたがそこの病院に転職した後でも同じような対応をされる可能性が高いということになります。

 

逆に言えば病院見学に来た看護師さんに対して、自らあいさつをしに来てくれる看護師さんがいる病院では、あなたが転職した後でも自らあいさつをしてくれるし、あなたが困ったときに率先して教えてくれたり相談に乗ってくれたりする可能性が高いです。

 

なので病院見学に行った際には、いろんな看護師さんにあいさつをしてみて、その病院の看護師さんが自分に対してどのような対応をするかっていうことを注意して見ておいてください。

 

もちろんあなたがあいさつをする前に、向こうの看護師さんからあいさつをしてくれたらなお人間関係が良い職場と言えます。

 

病院見学は情報収集の場だと意識する

病院見学や面接の場って相手の病院の看護部長や面接官があなたのことを見定める場だと思っていませんか?

 

このように思うのは仕方がないことではあるんですが、病院見学に行く前に病院見学は情報収集の場であると意識して準備しておいてください。

 

なぜなら、病院見学をすることであなたがその病院に転職してからの業務量、あなたが受ける扱いをある程度把握できるからです。

 

これを意識するか意識しないかで、転職してからの仕事のやりやすさが大きく変わってきます。

 

複数の病院を見学する場合は、ここで紹介したポイントを病院ごとに点数付けをしてそれをメモしておくと後で確認・整理しやすくなるのでおすすめです。

 

僕は過去にこういったことを全く知らないままただ見て回ったみたいな感じで病院見学をしてそのまま働いたんですが、いざ働いたら毎日大量の業務をしなければならず、毎日毎日遅くまで残業をするハメにはってしまったんですよね。

 

しかもミスをしたら鬼の首を取ったみたいに大きな声で怒鳴られ心をえぐられるんですよね。

 

この記事をここまで読んでくれたあなたには、こういった思いをしてほしくないので、ここで紹介したポイントを意識して病院見学に臨んでください。

 

まとめ

これまで紹介した病院見学で見るべきポイントをまとめます。

 

病院見学のポイント

  • 看護師の年齢層
  • 整理整頓されているか
  • 身だしなみ
  • 看護師さんの対応

 

転職しようと思って病院見学をすることになった看護師のあなた。

 

その病院見学を適当にしてしまうと

転職活動を進めて行き、いよいよ病院見学をすることになり今度は職場選びに失敗したくない。

だけど、病院見学って言ってもどこを見ればいいのか分からない。

結局よく分からないまま病院見学が終わって、転職してみたらまた同じように先輩にいびられたり長時間の残業をさせられる・・・

 

こうなってしまう看護師さんはとても多いです。

 

ここで紹介したポイントを意識して悔いのない、納得のいく転職ができるよう病院見学をしてください。

 

僕は病院見学を含め転職活動をするときに転職サイトを使いました。

転職サイトを利用することで、病院見学では把握することができない細かい病院の情報を教えてもらったり面接対策をしてもらえ納得のいく転職をすることができました。

 

そんな僕が利用した転職サイトはコチラ

➡️ナース人材バンクのメリット&デメリット【口コミと体験談】

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